2024.02.02 第2学年 修学旅行

1月22日、2学年の修学旅行でオーストラリアのパースへ出発しました。パース空港到着前には、飛行機の窓から広がる乾燥した大地を望むことができました。パース空港へスケジュールより早く到着できたことも幸いし、予定していたパース市内の班別自主行動を早く開始することができました。あいにく、午後5時30分に閉店するお店が多かったため、すべてを回ることはできませんでしたが、ベルタワーやエリザベスキーなど、市内の観光名所を回ることができました。

 

1月23日早朝、目的地であるバンバリーとバッセルトンを目指しました。バンバーリーでは、多くのホストファミリーが2学年を出迎えてくれました。ホストファミリーとの対面では、少し緊張した面持ちでしたが、笑顔でハグしたり、拍手を交わしたりする光景がありました。バンバリーでの対面を終えるとバッセルトンへ移動しました。バッセルトンではさらに多くのファミリーが私たちの到着を待っていました。家族の中には、生徒の名前を書いたオリジナルボードを作ってくれたファミリーもいて、緊張した表情が一気に溶けていく様子がありました。生徒たちは各家庭に分かれていきましたが、ミーティングポイントがビーチの近くであったことから、早速ビーチ沿いの公園でホストファミリーとランチを楽しむ生徒もいました。

 

1月24日、生徒たちはそれぞれの家庭でいろいろなアクティビティを楽しみました。バンバリー地区では、市内中心を流れる川で野生のイルカに遭遇したり、家のバルコニーから美しいビーチを眺めたり、とファミリーとの交流を満喫しました。バッセルトン地区では、名所の一つである桟橋を渡ったり、洞窟を訪問したり、自然を満喫するアクティビティを行いました。生徒たちは地元の文化や環境に触れながら、貴重な体験をしました。

 

1月25日、ホームステイプログラムの最終日です。ピックアップポイントに集まってきた生徒の表情は、初日の緊張した表情と異なり、明るく元気なものでした。ホストファミリーとまたいつか再会することを約束してお別れをしました。パースに戻り西オーストラリア大学でローラ・デイルズ先生による講義を受講しました。オーストラリアの若者を中心とした結婚観やジェンダー、移民や先住民など、先生の講義を通して学ぶことができました。レクチャー後、カバシャム動物園に移動しました。カンガルーやワラビーをはじめ、コアラやウォンバットなど、オーストラリアの代表的な動物たちと触れ合いました。そしてこの日の夜に学年レクレーションを開催しました。前半は有志団体によるダンスや歌の披露し、後半はクイズ大会を行い、会場は大盛りあがりでした。クラスメイトとの絆を深めることができました。

 

1月26日、まずキングス・パークに行きました。晴天に恵まれ、パークは穏やかで美しい景色に包まれていました。全員での写真撮影の後、クラスに分かれての写真撮影や自由時間を楽しみました。その後、フリーマントルでの班別自主研修活動が行われました。フリーマントル刑務所を訪問したり、マーケットで昼食を食べたり、と地元の雰囲気を感じることができました。フリーマントル自主研修後、パース空港へ戻って来ました。たくさんの楽しかった思い出とともに、シンガポールに戻ってきました。

 

修学旅行は多くの経験を積むことができる貴重な機会となりました。特にコロナ禍で実施できなかったホームステイプログラムを再開することができ、生徒たちにとって貴重な体験になりました。修学旅行での多くの体験を通じて、これからの学びに活かしていくことでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023.03.06 オーストラリア修学旅行に行ってきました

 第2学年では、2月15日(水)から19日(日)の日程で修学旅行を実施し、オーストラリア・パースを訪れました。

COVID-19の影響で3年間断念せざるを得なかった修学旅行でしたが、ようやく実施することができました。

 

 2月15日(水)の朝にパースに到着し、その足で「コテスロビーチ」へと向かいました。到着時のパースの天候は曇りで、シンガポール生活ではあまり感じることのない肌寒さを味わいながら、ビーチ散策を楽しみました。青い空、透き通る海を見ることはできませんでしたが、ひんやりとした砂の上を裸足で歩き、清々しい朝のひと時を過ごすことができました。

 

 ビーチを後にし、次に向かったのは、「キングスパーク」です。残念ながら、ここでも天気は曇りのままでしたが、オーストラリア特有の植物、美しい芝生、スワン川とパースの街のビル群を目にすることができました。キングスパークでのひと時を堪能した後は、昼食に「フィッシュ・アンド・チップス」をいただきました。ボリュームのある食事に生徒たちは圧倒された様子でした。

 

 昼食後は、「カバシャムワイルドライフパーク」を訪れました。ここでようやく晴天が広がり始め、美しい天気の中で、動物たちと触れ合うことができました。コアラやウォンバットとの写真撮影やカンガルーへの餌やりを楽しみ、かわいい動物たちに癒されたようです。餌やりをしたカンガルーの中には、真っ白なカンガルーも見かけられました。アルビノのカンガルーとのことでした。

 

 カバシャムワイルドライフパークを離れ、次の目的地「サンダルフォード」へと向かいました。サンダルフォードは、ワインで有名な地域スワンバレーにある3番目に古いワイナリーです。有名アーテイストによる野外コンサートが行われることもあるという広大な敷地には、趣のある建物と美しいブドウ畑が広がっていました。この頃には、完全に青空が広がり、オーストラリアに来たことを実感させられる強い日差しを全身に浴びました。生徒たちはブドウを観察したり、走り回ったり、写真を撮ったりと思い思いの時間を過ごしました。

 

 2日目は、パース市内から離れ、まずはじめに砂丘「ランセリン」へと向かいました。一面に広がっている白い砂は、強い日差しに照らされてはいるものの、意外にも裸足で歩くことができました。さらに、足を少し砂に埋めてみると、ひんやりとした砂の感触を楽しむことができました。砂丘でしばらくサンドボーディングを楽しんだ後には、4WDバスに乗り、砂丘滑走を楽しみました。砂丘を豪快に走るバスの車体が大きく跳ね上がる度に、車内では歓声があがりました。

 

 午後には、砂漠の中に無数の奇岩が広がっている「ピナクルズ」へと向かいました。目の前に広がる不思議な奇岩群が、全て自然が創り出したものであることに生徒たちは圧倒された様子でした。お気に入りの岩を見つけて、写真を撮る姿が至る所で見受けられました。

 

 3日目は、午前中に西オーストラリア大学を訪問しました。Young people, gender and diversity in Australiaというタイトルで講義が行われ、日頃の英語学習の成果を発揮し、話を理解するだけでなく、積極的に講師の先生に質問する様子も見受けられました。講義の後には、学生さんにキャンパスを案内していただきました。キャンパスツアーでアテンドして下さった学生の皆さんは、生徒たちの小さな質問にも丁寧に答えてくださり、大変有意義な時間を過ごすことができました。キャンパスツアーを終えた後には、オーストラリアに留学したいと思う生徒もいたようです。

 

 大学訪問を終えた後は、パース市内で班別自主行動を行いました。事前に作成した行動計画書をもとに半日の市内散策を楽しみました。昼食場所とメニューはグループごとに決め、多くのグループがオージービーフのステーキやハンバーガーをお腹いっぱい食べたようです。シンガポールとは異なる雰囲気を感じながら市内を散策しました。

 

 この日の夜は、修学旅行の楽しみの一つであるレクリエーションが行われました。修学旅行委員のレク班が本番までに何度も話し合いを重ね、厳選して準備してくれた4つのゲームを学年全員で楽しむことができました。コロナ禍で高校生活がスタートし、様々な規制のため、これまで学年全員でレクリエーションを楽しむという機会がありませんでした。オーストラリア最後の夜に、全員で楽しいひと時を過ごすことができ、大変いい思い出となりました。

 

 最終日は、パース市内からは少し離れたフリーマントルで一日を過ごしました。フリーマントルは、「世界で最も19世紀の面影がある港町」と言われています。まず、元フリーマントル刑務所を訪れ、クラスごとにガイドツアーに参加しました。1991年まで実際に使われていたこの刑務所は、オーストラリアの囚人遺跡群の中の一つとして世界遺産に登録されています。ガイドさんの詳細な説明を通して、刑務所がどのように使われていたのかをイメージしながら施設を見学することができました。

 

 元フリーマントル刑務所でのツアー後には、フリーマントル班別研修を実施しました。パース市内とは一味違う「港町」の雰囲気を感じながら、グループごとに半日を過ごしました。最後の最後まで、オーストラリアでの時間を楽しもうとする様子が街の至る所で見られました。

 3泊という短い期間ではありましたが、入学してから初めての旅行行事を通して、忘れられない思い出を作ることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019.02.25 第2学年が修学旅行に行ってきました

第二学年(二七期生)は、二月十一日(月)から十六日(土)の日程で、オーストラリア・パース方面への修学旅行に行ってきました。
約五時間の空の旅を経た、オーストラリアでの一日目は、まず、カバシャムワイルドライフパークを訪れました。コアラやウォンバットと一緒に写真撮影を行ったり、カンガルーへの餌やりを体験したりしました。その他、オーストラリアの国鳥であるエミュー、絶滅危惧種のオナガイヌワシなどを見学しました。放し飼いにされているカンガルーとは、直接触れ合うこともでき、生徒たちは終始リラックスした様子で、オーストラリアの代表的な動物たちに心を癒されたようでした。

次に、国内約三〇%のシェアを誇る、オーストラリア最大手のスーパーマーケットの一つであるColesでお土産品などを購入し、この夜の宿泊先、ノボテルバインズリゾート・スワンバレーに到着しました。このホテルのあるスワンバレーは、オーストラリアワインの代表的な産地です。ホテルはコテージ風の二階建て建築でした。夕食は、ホテルが所有するゴルフコースの見える屋外でのバーベキューブッフェで、オーストラリアの広大な自然を感じながら、オージービーフ、特大のソーセージ、色鮮やかで新鮮な野菜やフルーツを堪能しました。食事の後は、美しい芝生を散策したり、澄みきった夜空いっぱいに広がる美しい星々を見上げたりする生徒たちの姿が見られました。

二日目は、大型バス二台に分乗し、ホームステイ先へ出発しました。ホームステイの地域は、パースから南へ約一〇〇キロ以上離れたピンジャラ周辺から、バッセルトン周辺までは約一五〇キロにわたっています。複数のドロップオフポイントで、生徒たちをホストファミリーに紹介していきました。これから始まるホストファミリーとの二泊三日の未知の生活に胸を躍らせながらも、やや緊張した面持ちでホストファミリーの車に乗り込んでいく生徒たちの姿が印象的でした。

三、四日目は、終日ホームステイ先で、ホストファミリーとそれぞれ生活しました。ファームで、農作物の収穫、馬や牛などの世話や乗馬体験を行ったりしました。また、観光名所を巡ったり、近くの街にショッピングに出かけたり、オーストラリアでしかできない貴重な体験を行いました。海にイルカを見に出かけたという話や生徒の誕生日にバースデーケーキを作ってお祝いをしてくれたという話も聞きました。しかし、どの生徒からも聞くのは、やはり、オーストラリアの雄大な自然と、その美しさです。特に、澄み切った夜空と星々の美しさは、これまで見たものとは比べるべくもないとのことでした。

五日目は、ホストファミリーに伴われて各ポイントに集合した生徒たちをピックアップしていきました。別れの前のしばしの時間、ホストファミリーと打ち溶けて語り合う姿からは、この二日間が充実した時間であったことが窺えました。そして、いよいよバスの出発の時間。名残惜しそうにしながら、ホストファミリーとハグする姿が度々見られました。

その後、パースから南へ約二〇キロの位置にあるフリーマントルに移動して、班別自由行動を行いました。フリーマントルは、入植時代の歴史的建造物と現代文化が入り混じる、魅力的な港町として知られています。生徒たちは、事前学習で作成した計画書をもとに、旧フリーマントル刑務所やフリーマントルマーケット訪問、カフェ巡り、散策などを楽しみ、オーストラリア文化への理解を深めました。

その後、フリーマントルからパース市内へ向かう途中、サプライズとしてコッテスロービーチに立ち寄りました。インド洋の美しさに魅了された生徒たちは嬉々としてビーチに向かっていきました。浜辺の散策を楽しむ生徒、美しい海をバックに記念撮影をする生徒、浜辺に座って心地よい風に吹かれながら語り合う生徒など、それぞれが思い思いに夕暮れの貴重な時間を過ごしました。

この日の宿泊先は、スワン川を臨む高台にあるパンパシフィックホテルパースでした。豊富なメニューのブッフェディナーを楽しんだ後は、生徒たちが待ちに待ったレクリエーション。2Aの吉井遼君を中心とするレクリエーション班が全体の進行を務め、有志団体によるダンス・コント・漫才・歌の発表、全員参加の猛獣狩りゲーム・ジェスチャー伝言ゲーム・ワセシブクイズで会場は大いに盛り上がりました。

そして、いよいよオーストラリアでの最終日。ホテルをバスで出発した後、水上バスでスワン川を渡り、対岸のサウスパースへ向かいました。

次に、パース市内最大の観光名所であるキングスパークに移動しました。ここは、四〇〇ヘクタール(東京ドーム約八五個分)以上の広大な敷地を有し、二五〇種類以上の植物と一〇〇種類以上の野生動物が保護されています。抜けるように青い空と緑の芝生、スワン川の流れとパースの高層ビル群を見渡せる、パースで一番美しい景色を背景に学年全員で記念写真を撮影しました。雄大な自然と近代都市の均整のとれた街並みが融合したパースの魅力を存分に伝えていました。生徒たちは、植物鑑賞や散策など、オーストラリアでの最後の時間を過ごしました。

パース空港から約五時間のフライトを経て、オーストラリアのかけがえのない思い出を胸に、第二の故郷とも言えるシンガポールへ帰ってきました。