本校では2020年度より、毎年1月に「高校生会議 International Student Forum(ISF)」を開催し、シンガポールの現地校生と日本国内の高校生が一堂に会して、社会課題について英語でディスカッションを行う機会を提供してきました。ISFは、多くの参加者にとって刺激的で学びの多い経験となり、異なる価値観を尊重し合う姿勢や国際的な視野を育む貴重な場として発展してきました。
こうしたISFでの成果と経験を土台に、今年度より新たなプログラム「IPPO」をスタートさせました。IPPOは、社会課題について議論するだけでなく、その解決に向けた「一歩」を自分たちの言葉で考え、行動につなげることを目的とした取り組みです。
6月から準備を進めてきたIPPOは、1月17日(土)にメインイベント本番を迎え、本校生徒80名、日本在住高校生31名、シンガポール現地校生57名の計168名が参加しました。日頃から交流を行っているRiver Valley High Schoolやシンガポール教育省語学センター(MOELC)の生徒を中心に現地校生も多数参加し、これまでの交流の積み重ねを生かした、より深い学びの場となりました。日本在住高校生を招待するのは昨年度に続き2回目で、2泊5日という限られた日程の中、はるばるシンガポールまで来て参加してくれました。
本番当日は、社会課題をテーマとしたポスタープレゼンテーションおよびグループディスカッションを実施しました。国籍や生活環境の異なる参加者がそれぞれの視点を持ち寄り、活発な意見交換が行われました。ポスタープレゼンテーションにはシンガポールの大学生がオブザーバーとして参加し、高校生にとって学びを深める刺激的な機会となりました。
翌1月18日(日)には、IPPOアフターイベントとして「アウティング」を実施しました。本校生徒、日本からの参加者、シンガポール現地校生が混合の20グループに分かれ、公共交通機関を利用してシンガポール島内を散策しました。現地での日常を体験しながら「シンガポールらしい」景色や街並みに触れることで、交流はさらに深まりました。
IPPOは、参加者一人ひとりが社会と向き合い、自らの「一歩」を考える実り多い学びの場となりました。本プログラムを通して、日本とシンガポールの国境を越えて生まれた新たな友情が、これからも深まっていくことを願っています。
今後も、生徒が自ら考え、動き出せる機会を大切にし、自分の言葉で「一歩」を形にして行動へつなげていける学びの場を、さらに広げてまいります。





