競技かるたは、小倉百人一首の100首の和歌を用い、下の句が書かれた札を互いに25枚ずつ分け合い、読手が上の句を読んでいる間に、その上の句に続く下の句の札を相手よりも速く取り、自分の陣の札を早くなくすことで勝負を競います。日本の伝統文化である和歌と、暗記力や反射神経、勝負の駆け引きといった競技性が融合し、「畳の上の格闘技」とも呼ばれています。


100首の和歌を暗記するのは大変と思うかもしれませんが、部員のほとんどが未経験者です。週2日の練習を重ね、相手の陣から札を「抜いた」ときの爽快感を味わったら続けたくなること間違いなし! 古典の成績も上がるかも?

2019.06.24 シンガポールで初めて開催された競技かるた大会に参加しました

競技かるた部の活動報告をいたします。

 

6月9日(日)、本校競技かるた部は、シンガポールで初めて開催された競技かるた大会に参加いたしました。

本大会は、日本人会かるた同好会ならびに星国沖の石かるた会の皆様のご協力により実現しました。初めて行われた大会ということで参加者は決して多くはなかったものの、本校生徒のほかにも現地の大学生やインター校生、日本人学校小・中学部の生徒さんなど18名が参加し、熱い戦いが繰り広げられました。

試合独特の張り詰めた緊張感や、短い休憩時間での連戦による体力・集中力の不足、そして競技の上で重要な礼儀作法など、学ぶことの多い大会となりました。

それでも日頃の練習の成果を発揮し、優勝から4位までを本校生徒が勝ち取ることができたのは大きな収穫でした。

 

また、6月18日(火)には、バンコクで指導にあたられている、全日本かるた協会のイーブン美奈子A級4段にご来校いただきました。

イーブン様からは、競技中気をつけるべき点や送り札のポイント、対戦相手に払う敬意の大切さといったことを教えていただきました。

ご指導いただいた時間は決して長くはありませんでしたが、普段見落としがちな部分にこそ上達の秘訣があるということを再認識することができました。

 

6月は部員にとって実り多い月となりました。これらの経験を糧に、更なるレベルアップを目指して日々の練習にあたってまいります。

 

大会の運営にあたられました日本人会かるた同好会ならびに星国沖の石かるた会の皆様、本校生徒にご指導いただきましたイーブン美奈子様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

 

9月の星蘭祭では、本校生徒による競技かるたの実演に加え、競技かるた体験を企画しています。是非お越しください!