競技かるたは、小倉百人一首の100首の和歌を用い、下の句が書かれた札を互いに25枚ずつ分け合い、読手が上の句を読んでいる間に、その上の句に続く下の句の札を相手よりも速く取り、自分の陣の札を早くなくすことで勝負を競います。日本の伝統文化である和歌と、暗記力や反射神経、勝負の駆け引きといった競技性が融合し、「畳の上の格闘技」とも呼ばれています。


100首の和歌を暗記するのは大変と思うかもしれませんが、部員のほとんどが未経験者です。週2日の練習を重ね、相手の陣から札を「抜いた」ときの爽快感を味わったら続けたくなること間違いなし! 古典の成績も上がるかも?

2018.07.15 競技かるた部は夏合宿を行いました

2018年7月14(土)・15日(日)と、競技かるた部は合宿を行いました。今年で5年目を迎える合宿は、歴代最多の部員19人で行いました。合宿の目的である「技術の向上と部員の親睦」に沿い、1日目は通常の練習に加えて「ビーチフラッグかるた」や「ローテーション源平戦」など、趣向を凝らした練習も取り入れ、真剣な中にも楽しく行うことができました。

2日日は、朝食後に「読み」の練習を行いました。札の読み方は競技かるた独特のものなのですが、みんなで1首ずつ読み上げることで取り手の聴き心地を意識した読み方を学ぶことができたと思います。

合宿最後の練習ではA・Bの2チームに別れて団体戦を行いました。団体戦ではメンバーの並び順が非常に重要です。相手チームの並び順を想定して、実力の拮抗した者同士が戦えるようにするのか、それとも確実に勝ちを狙いにいくのかによって並び順が変わってきます。昨年度の合宿では、この団体戦の決着が、最も長く戦っていた対戦者同士による運命戦にまでもつれましたが、今回は7勝3敗という結果でBチームの勝利となりました。それでも、対戦の中には運命戦となったところがあり、勝敗を越えた手に汗握る戦いに部員全員が盛り上がりました。

3年生はこの合宿をもって引退となります。後を引き継いだ1・2年生にとって次の活躍の場は星蘭祭です。星蘭祭では今年も部員たちによる競技かるたの実演と希望者へのレクチャーを行う予定です。是非ご参加ください!