競技かるたは、小倉百人一首の100首の和歌を用い、下の句が書かれた札を互いに25枚ずつ分け合い、読手が上の句を読んでいる間に、その上の句に続く下の句の札を相手よりも速く取り、自分の陣の札を早くなくすことで勝負を競います。日本の伝統文化である和歌と、暗記力や反射神経、勝負の駆け引きといった競技性が融合し、「畳の上の格闘技」とも呼ばれています。


100首の和歌を暗記するのは大変と思うかもしれませんが、部員のほとんどが未経験者です。週2日の練習を重ね、相手の陣から札を「抜いた」ときの爽快感を味わったら続けたくなること間違いなし! 古典の成績も上がるかも?

2018.10.27 競技かるたの指導者に教えていただきました

10月27日(土)、海外で競技かるたの普及・指導にあたっていらっしゃる、全日本かるた協会普及指導部副部長のストーン睦美六段をお招きし、生徒達にご指導いただきました。

当日は1年生が研修旅行に出かけていることもあり、2年生4名、3年生1名の計5人の参加となりましたが、日本人会のかるた会に入っている小・中学生も来校いただき、新鮮な雰囲気の中で練習を行うことができました。

練習では、15分の暗記時間で効率よく札を暗記する方法や、払い方の姿勢といった技術面に加え、集団で競技をする上での配慮として迅速な送り札を心掛けること、払った後の札の配置の速やかな復元を徹底し、スムーズな競技の実施に全員で協力することといった、競技に向かう態度や姿勢といった部分もご指導いただきました。

日本人会のかるた会に参加している生徒さんの中にストーン先生に師事した方がおり、本校生徒と対戦することとなりました。基礎を厳しく教え込まれたことによる力強い取りはまさに「強い」の一言で、本校生徒も年下の対戦相手に運命戦まで並ばれるなど苦戦を強いられました。

これからも競技かるたの様々な活動を通して、個々の技術力・精神力の向上を図っていこうと思います。
ストーン先生はじめ練習会にご参加いただいた皆様、ご来校誠にありがとうございました。