2025.12.04 ステージ発表を行いました
私たちMMA部は、今年の星蘭祭で、多くの部員と大学生の皆さんと共に、さまざまな形態でバンド演奏を行いました。1年生は今年初めて楽器に触った人が多かったにもかかわらず、クオリティの高い演奏を披露しました。3年生は最後の星蘭祭を、多くの曲とともに大いに盛り上げてくださいました。特に、私たちの世代の曲でもある「ゲッタバンバン」では、生徒一丸となって盛り上がることができました。数ある思い出の中でも、私が個人的に最も印象に残っているのが、SUTDの大学生とのコラボバンド演奏です。
SUTDとのコラボでは、「インフェルノ」という楽曲に加え、30期生が作詞作曲したオリジナル曲「サイダーとヘリコニア」を演奏しました。私はこの曲を演奏させていただいたことをきっかけに、作詞作曲を手がけた30期生の先輩にインタビューをする機会をいただき、この曲を制作した経緯を伺いました。
コロナウイルスの影響で思うように演奏活動ができず、部活としての思い出があまり作れなかったため、「最後の一年は何か思い出を作りたい」という思いから、同学年の部員や当時の顧問の先生にアイデアをもらいながら作詞作曲に至ったと聞き、とても驚きました。この曲の歌詞には「誰もが主役なんだ」という言葉があります。一度きりの自分の人生を思いきり楽しむべきではないか―今を全力で楽しもう!というメッセージが込められていると私は感じます。
実は、この曲を今回の星蘭祭で演奏することになったきっかけとして、2022年にSUTDの学生さんが高校生だった頃、星蘭祭でこの曲を聴いた経験がありました。彼女はこの曲に深く感動し、自分もバンドで音楽をやりたいと思うようになり、星蘭祭で録音した音源を参考にすべての楽器の楽譜を作成し、その楽曲や先輩方のことを何も知らなかった私たちに共有してくださいました。すべて耳コピによる楽譜であり、全体的に難易度も高かったためさまざまな困難に直面しましたが、最終的には満足のいく演奏ができ、とても嬉しく思いました。
今回、本校の先輩やSUTDの学生のエピソードを伺い、楽曲や演奏はこのように人々の心に残り、時には「きっかけ」を与えてくれる、素晴らしい力を持っていると改めて感じました。
来年も楽しいライブをお届けしますので、ぜひ聴きに来てくださると嬉しいです。








