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3月10日に生徒58名を引率し、シンガポール国内にある企業3社を訪問しました。訪問先を50音順に紹介します。
味の素シンガポール
味の素シンガポール企業訪問では、同社の事業内容や研究について学ぶ貴重な機会を得ました。味の素シンガポールは、グループ間でのトレーディング(味の素製品、包材、原料など)を中心に、シンガポール国内での食品の輸入販売や、海外向けの食品・化粧品原料の販売を主な業務としています。
訪問では、五つの味覚の中で最後に発見された「うま味」について学び、みそ汁の試飲体験を通して、うま味が味にどのような違いを生み出すのかを体験しました。また、味の素グループが食品とヘルスケアを両軸に、アミノサイエンスを通じて人・社会・地球のWell-beingへの貢献を目指していることを知りました。
さらに、食品だけでなく、身近な化粧品にも味の素のアミノ酸が使用されていることに驚きました。加えて、将来の人口増加によるたんぱく質不足を見据え、環境に配慮した次世代たんぱく質を使った商品の開発と販売を、シンガポールという先進的な拠点で実験的に進めている取り組みについても紹介していただきました。
また、講師の先生のキャリアパスやこれまでの苦労についても伺い、自分の軸を持ち、あきらめず努力し続けることの大切さを学びました。質疑応答では生徒の質問にも丁寧に答えていただき、多くの新しい知見を得ることができた有意義な企業訪問となりました。


Ocean Network Express Pte. Ltd.
生徒19名と引率教員2名で、Marina One East Tower 16階にあるONEのグローバル本社(Global Headquarters)を訪問しました。
眼下に広がるマリーナ湾で入港を待つコンテナ船を一望できる、開放感あふれるオフィスにて、まずはコーポレート・コミュニケーション担当の三方様より、コンテナ船業界の仕組みやONE設立の背景についてお話を伺いました。
その後の質疑応答セッションでは、現地スタッフとして活躍されているWong様や、日本から出向されている藤田様も加わってくださりました。生徒たちが事前に提出した質問に対し、ご自身のキャリアパスを交えながら、時に英語を織り交ぜて丁寧にお答えいただきました。最後には職場見学もさせていただき、グローバル企業の最前線で働く自分たちの将来を、より具体的にイメージすることができました。
日々の生活を支えるインフラでありながら、普段は意識する機会が少ないコンテナ輸送。その重要性と、世界を股にかけるキャリアについて深く学ぶ、極めて貴重な機会となりました。


Citibank N.A., Singapore Branch
世界九十四カ国に拠点を構える、米系金融大手のCitibankを訪問しました。当日は、同社で活躍されている三名の社員の方々に、国際金融の最前線での業務やキャリア形成について、多角的な視点からご講義いただきました。
講義は「銀行業の仕組み」という基礎的な解説から始まり、同社のグローバルな強み、さらには日本の銀行との構造的な違いなど、一見難しく感じる金融の世界を高校生にも分かりやすく教えてくださいました。特に、多様な国籍の人々と働く現場では「論理的思考」が何よりの基盤になるというお話が印象的でした。自らの考えを筋道立てて正確に伝える力が、信頼関係を築く鍵になるというアドバイスは、生徒たちにとって大きな学びとなったようです。
また、講師の方々の歩んできたキャリア紹介では、必ずしも全てが順風満帆ではなかった経験も共有されました。思い通りにいかない時期であっても、腐らずに目の前の課題に取り組み続けることで周囲に認められ、再び新たな役割を託されるに至ったという実体験は、生徒たちの心に深く響いていました。あわせて紹介された一日のスケジュールからは、高い専門性と効率性を追求することで、ワークライフバランスをしっかり確立しているプロの働き方を垣間見ることができました。
質疑応答では「高校時代に準備しておくべきこと」など、今に直結する具体的なアドバイスをいただき、生徒たちは真剣な面持ちでメモを取っていました。世界を舞台に働くことの楽しさ、そして自らの力で未来を切り拓いていくことの素晴らしさを肌で感じる、非常に実り多き機会となりました。

